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クリオネはいつも腹ペコ

北海道紋別市の道立オホーツク流氷科学センターでは、クリオネ約1,500匹(@_@)を見ることができます。

「流氷の使者」1500匹の舞 北海道・紋別のクリオネ -- asahi.com

「流氷の天使」「流氷の使者」などと呼ばれるクリオネ。両腕(?)をパタパタと振って泳ぐ様子に、"かわいい"・"癒される"といった感想を抱くヒトが多いと思います。でも、その捕食シーンを見たら、きっと驚くことでしょう。頭部がパッと開いてそこから触手をのばし、エサをがっしりと捕まえる......いつものゆったりした動きとは違って、とても激しくすばやい動きで、"獰猛"という言葉がピッタリです。もう"かわいい"なんて思えません。はっきり言って怖いです(>_<) イメージを壊したくないヒトは、絶対に見ないほうがいいです。
ただし、今日の朝日新聞夕刊の記事によると、水族館などで飼育されているクリオネの場合、捕食シーンはまず見られないようです。なぜなら、エサがないから。クリオネは、リマキナという近縁種の貝しか食べないのですが、これを入手するのはとても難しく、流氷科学センターのエサとり名人でも一冬に多くて10匹しか捕れないとのこと。だから、水槽のクリオネはいつも腹ペコ。それでも代謝が極めて少ないので、半年から1年は生き続けるそうです。クリオネ恐るべし。